六番のシュウマイ

JR姫路駅から北に姫路城までのびる大通りは、大手前通り。
そして、大手前通りに平行して、
みゆき通り、おみぞ筋、二つの商店街が走る。

おみぞ筋（東側・細い方）の駅の近くに、
以前、六番というお店があった。
店前で、豚饅と焼売を持ち帰り用に売っていて、
特に、むっちりとした焼売は、六番でしか味わえないものだった。

しかし、その六番は、私が姫路を離れている間に閉店してしまったのである。
あの焼売がもう食べられないのか！と、とても悲しんだ。

それが、である。
以前の店舗の少し南側に、
「六番」という文字の入った看板を掲げたラーメン屋があるのである。
先日姉が発見した。
六番はラーメン屋ではなかったし、あまりの雰囲気の違いに躊躇したが、
豚饅頭と焼売を購入した。
お店のお兄さんの話だと、「お店を再開した」とのこと。
うーん。なんとなく、釈然としない。
六番のあのおじさんが再開したお店（あるいは暖簾分け）なのか？
それとも六番で働いていた人が開いたお店なのか？
お兄さんとの会話でははっきりしなかったが、
なんとなく後者の気がする。

味は、以前のものと違う気がした。
豚饅は以前より小さく、見映え（ヒダとか）も落ちる。味は大きく違った。
焼売はむっちり感はあるのだが、やはり味が少し違うような気がした。
（長年六番の豚饅と焼売を食べてきた母は納得しなかった。）

ただ、おみぞ筋でまた豚饅と焼売が買えるというのは、いい。
お兄さん、期待しています。
また、買いにいきます。